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測量を志す若人へ
 

1−私と測量の出会い

私は法学部を卒業すると同時に測量専門学校に入学、1年間測量を勉強し測量士補の資格を取得しました。これは土地家屋調査士を希望していたからです。測専卒業後現在私が勤務する会社の前身である土地家屋調査士事務所に就職して2年目に土地家屋調査士試験に合格し、土地家屋調査士の仕事に従事しました。当初は建物の登記手続きが多く、毎日が忙しく働いていましたが何となく心に虚しさを感じることがありました。

それは自分の生活を維持するには充分でしたが、社会や人のために役立っている実感が薄かったからです。ところが土地の測量の場合は終始、発注者や関係地主をはじめ沢山の人間と関わりながら自分の持っている技術や知識を駆使し、自分自身を精一杯仕事にぶつけていってはじめて完成できるものです。測量する土地がたとえ小さくても地主さんにとっては大切な財産であり、この財産を扱う技術者は誰からも信頼を受けるに足りる技能と見識をい持ち合わせる必要があります。
自分が苦労して測った土地に立派な施設が完成し、地域の人達が利用しているのを見たり、山林だったところが整然とした住宅地になっていたり、境界紛争を解決し関係者から喜んでもらったときなど、測量屋として本当に満足感や充実感が得られ、自分が生かされているなと実感できます。

私は今まで沢山の失敗や恥や迷惑を掛けながら仕事をしてきました。「土地を測る」ことは難しさや責任の重さは当然ありますがそれ以上にお役に立てたという満足感、充実感が体験でき、段々と測量することが自分の仕事の中心になり27年後の現在に至っております。


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