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測量を志す若人へ
 

4−業界を取り巻く環境

いつの時代でも「測る」という行為はなくならない。ただし測る対象、測る道具、測る方法、測った結果の表現媒体は時代によってどんどん変化して来たし、この先どの様に変化をしていくのか予想が難しい。

測量業界を取り巻く環境は公共事業の削縮減と民間需要の低迷により大きく受注量が減少し受注競争が激化、これに伴う品質の低下、企業倒産が危惧されている。一方で公共事業の公平、公正性や透明性を求める入札制度の改革が求められ、更なる自由競争に対応する必要があり厳しい環境にあると言えます。こうした中、各企業はリストラを断行しながら受注量の確保を計り、大手企業ではGIS技術の導入、ISO認定取得、TECLISの利用等企業の発展のため懸命な努力と挑戦をしています。
全測連発行の「21世紀の測量業ビジョン」では”安定した経営と高い技術力”を掲げこの両方がバランス良く維持出来る会社を目標としています。技術サービスを商品としている業界の正確を考えると私が当を得た”キーワード”であり、何が何でも実現したい目標です。そのためには日常の出来ることからの変革を休むことなく継続する必要があります。

最近出た「測量業構造改善全体構想」の中でも規制緩和や急速な技術革新にさらされるボーダレス時代に従来型の国土情報産業としての測量業では単独で生き残れない時代が来ると予測し、従来の測量技術の範囲を超え他の産業や周辺関連業界からのハード・ソフト両面の技術導入を初め多岐にわたる構造改善案が提起されています。その中で最も重要なテーマは「従来型測量産業から情報産業への基軸変換」です。時代の趨勢、技術の進歩、業界の環境を考えるとこれもまた説得力のある構想で私も出来ることから果敢に挑戦していきたい。

新しい技術の導入、新分野への進出、新産業の創造には必ずそれを担う優秀な人材の確保が絶対必要条件となります。現在各企業はリストラを計りながらも在職社員の技能の高度化、専門化教育を積極的に進めると共に、将来導入する技術に対しても柔軟に適応できるだけの人材確保を準備する必要があります。


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